Sd.Kfz. 250の組み立て終了と基本塗装(Jul 18,'01)

 最後の更新から4ヶ月も経過してしま(゚o*)\バキ・・・、年が変わって16ヶ月も経過してしまった。その間何もやっていなかった訳ではなく、砂漠の情景を考えているので静かに室内に放置しホコリの蓄積を待っていた(ウソ)。時の経過は早いものでその間グンゼが予想外にもグライフそのものを出すとい暴挙に出たが、最初から作り直すとなるとこれまでの苦労やエッチングパーツが無駄になるのでそのまま前進することにした。しかしグンゼのグライフも買ってしまうというのがモデラーの悲しい性(^^;。さっそく懸案であった後部のジェリカンラックを組んでみた。写真奥がタミヤのキットのもの、手前左がグンゼ。タミヤのものは論外なのでコンバートも考えたが、そうするとグンゼのキットを作る時に困るので自作することにした。ジェリカンはタミヤの新しいジェリカンセットのものが最高にいいのでそれに合わせてプラ版で枠を組み、金具は適当なエッチングの余りででっち上げた。

 運転手は勿体ないがCMKのワーゲンの人を採用、背中中心に適当に塗装して搭乗させた。グライフの塗装は諸説あるが、外装にシュバルツグラウの部分があるので最初はシュバルツグラウだった車体にアフリカのゲルプを塗ったと解釈し、内装も外装もMr.カラーのフラットブラックを下塗りした上にシュバルツグラウの代用にしているMr.カラーNo.333のエクストラシーグレー(333)を吹いた。

 III号戦車の方は最初からゲルプに塗られたということにして全面にMr.カラーのマホガニーを吹いた。グンゼの敗鉄苦キットの金属製長砲身は図面や写真と比べてかなり長くてカッコイイものの異様な感じで、短砲身の方にせざるを得ないと考えていたところ、ファインモールドからいい感じの金属製長砲身が発売されたのでこれを使うことにした。

 グライフは車体上下を接着してアンテナを取り付け、目出度く東部戦線仕様のSd.Kfz. 250/3が完成した。この状態で1年程寝かせてホコリでコーティングすることに・・・(^^ゞ。

 III号戦車の基本塗装は懐かしのグンゼパンツァーカラーNo.2グリュンブラウンを使用した。ちょっと茶系が入りすぎている印象があって今まで使ったことがなかったが、吹いてみると意外と違和感がない。奥のマホガニーを吹き残すように塗装した後、これも懐かしのパクトラタミヤカラーのデザートイエローをハイライトに吹いた。何でエナメルかと言うと同時進行のグライフでこれを使ったのでついでにというのもあるが、意外と色調が合っていたため。

 マーキングは一桁番号の第15装甲師団とした。数字と師団マークはタミヤの別売デカールを使用し、余白のクリア部分は乾燥後に全て除去した。DAKマークはファインモールドのステンシルで吹き付け塗装した。最後にトップコートクリアーをエアブラシで全体に吹いて基本塗装終了とした。

 グライフの方はシュバルツグラウとゲルプの迷彩という説もあるが、数枚ある写真を見ても後からグラウを塗装したようには見えないし、ゲルプが上から流れているように見えるので、グラウの上からゲルプを塗装して剥がすことにした。圧を強くしたエアブラシでエアを吹いてホコリを除去、懐かしのパクトラタミヤカラーのデザートイエローを吹き、ペトロールで上下方向に拭き残しができるように筆と綿棒でゲルプを拭き取った。

 マーキングはタミヤのデカールを説明書通りに貼り、DAKマークのみステンシルを使用した。GREIFの文字は両面とも赤文字白縁という説もあるが、左右で違うのも面白いし右側の写真は白縁のみのものしか見たことがないので説明書通りにした。前面のナンバーはプレートに貼ることも考えたが、グライフそのものの写真が見つからないし、他の250の写真では塗装に見えるものが多いのでデカールをそのまま貼った。デカールの余白は自分的に斜めに見た時のテカリが大嫌いなので、乾燥・位置決定後にカッター+セロテープで全て除去した。白抜きGREIFの部分などはかなり複雑だが、手書きする程の根性はないので。余白を残したままトップコートを吹いても完全には消えないし、とても上手な雑誌作例でもこれがあると興ざめしてしまうのは私だけ?。





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