2002年7月24日/クラッチ交換
 年に何回かブレーキオイルレベルが下がりデフ警告灯が点灯することがあり、その度にブレーキオイルを補充していました。二週間程乗らないでいて久々に通勤で出動したところ、しばらくしてデフ警告灯が点灯しました。またいつもの症状だと考えそのまま職場に向かいましたが、着いてから補充すればいいと考えたのが甘かったようで途中でブレーキが抜けてしまいました。パーキングブレーキを引きながらパンピングするとすぐに回復しましたが、その直前に山道を快調に走っていたので危ないところでした。ブレーキオイルを補充すると警告灯は消えましたが、このままでは危険なのでショップに連絡して入院させることにします。写真ではわかりにくいですが、フロントフードの下のフロアから明らかにブレーキオイルが漏れているようです。

 ガレージの床の木製のフタはブレーキオイルでビショビショで、今までの漏れとは比較にならない程大量です。エンジンコンバートして馬力アップしたためか少しずつクラッチが滑り始めていたので、そろそろそちらの交換も考えていましたが、走れない状況で置いておいても仕方ないのでさっさと入院です。入院してからのBさんからの連絡ではブースターポンプあたりから漏れていて、ポンプそのものをアッセン交換することとなるとパーツ代が高いので、今回は予算的にクラッチ交換は諦めなければなりません。

 結局ブレーキオイル漏れは大事には至らず部品交換で済んだので、クラッチもやってもらうことになりました。写真は今回交換したパーツです。ブレーキ・クラッチ関係の他に、自分で交換するのは大変なプラグ12本、裂けていたブーツ、へたっていて 仙台の太田さんに取り寄せて貰っていたリアフードダンパーを交換してもらいました。

 今回はフライホイールも993のものに交換しました。写真は取り外した964のものです。中央のリング状の部分が少し動いて遊びになるのが正常だそうですが、全く動かなくなっているということで、やはり寿命だったようです。

 ポルシェのクラッチ板はペラペラのチャチなものです。思っていた程摩耗していないとのことでした。軽いパーツなので記念にお持ち帰りとなりました(^^ゞ。

 クラッチカバーは放射状に板バネ状になったスプリングが弱っているとのことでした。このためにクラッチが滑り気味になっていたということのようです。今回は全て993のものに交換となりましたが、圧着力が増しているということで少し重くなった印象です。しかし馬力がアップしているのでこちらの方がエンジンに見合っているのでしょう。

 ブレーキオイル漏れについては、フロントフード前端にあるブースターポンプに接続している緑色のバルブの内部がおかしくなっていたそうです。ポンプごとアッセン交換することもあるようですが、今回は予算が厳しいのでこのパーツだけ交換になりました。

 交換した部品「PURESSURE SWITCH」です。上端の穴から覗くと黒いリングが見えていて、ここが壊れてブレーキオイルが漏れていたそうです。

 ブーツは劣化の時期だったようで見事に横断されて裂けてしまっています。中はグリスまみれのひどい状態だったそうです。

 今回分解したついでに錆がひどかった排気系にサンドブラスターをかけてきれいにした他、マフラーの角度を少し修正したそうです。心なしか排気音が小さくなったような気がするんですが、気のせいかもしれません(^^;。





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