船体の組み立て(Sep 23,'00)

 組み立て説明書の第一段階はレジンの船体の上にエッチングの甲板を貼り付けるようになっている。甲板のサイズがやや大きいので周囲を削ることになるが、そうやって貼り付けてもいかにも上に甲板を貼りましたという感じでイマイチである。実艦の写真を見るとむしろ船体に甲板がはめ込まれているようだ。

 船体の周囲を残し甲板の当たる部分を少し削り下げて解決することにした。最初考えていたよりかなり手強い製作になりそうだが、この程度の作業は仕方がない。甲板を上に乗せると内側の補強材?が甲板のスリットから透けて見える部分があるので、この部分はさらに深く削り下げておく。エッチングの甲板は船体外周に合うように周囲を削り、さらに船体の斜めに切り取った部分に合うように前後も切除した。

 ざっとサフ吹きして内側をブラックに塗り、甲板を船体にはめ込んだ。説明書によると次に船体に手摺を付け、諸部品を取り付けた艦橋と合体させることになっている。その前にどんな感じになるか試しに艦橋を乗せてみたところとんでもない事実が判明した(' ';。なんとレジン製の艦橋下部部品が左右非対称に変形していて、左側のラインが甲板に開いた穴よりも内側になってしまうため、間に大きな隙間が開いてしまっている。さっさと艦橋の組み立てを完成させてしまっていたらとんでもないことになるところだった。

 艦橋下部部品を検証してみると弓なりに変形して前後が左側(写真は裏側)に曲がっているように見える。

 紙に艦橋を置き、周囲をなぞって中心に線を引いてみるとものすごい変形である(i_;)。

 さらに平面に置いてみると後側が左向きに曲がっているのがわかる。一気にイヤになってしまったが、まさかこれを黙殺して先に進むこともできないので何とかしなければならない。一か八か変形部分を鍋で煮ながら力技で曲げて修正してみることにした。

 何とか左右対称っぽくなり船体との隙間も埋められるレベルになった。幅を拡げることになり底面の中央が少し浮き上がるので前後を削って水平にした。底面と並行に一列のリベットが打ってあるが、修正作業で当然直線になっていないので削り取ってしまった。

 艦橋上部の部品には大きな変形はないが、中期以降のU-Bootの特徴である波返しは上面に窪みのモールドがあるだけで裏側はレジンの固まりになっている。ここは本来筒抜けになっているはずだが、1/32ともなると裏側とは言え目立つポイントなので彫り込むことにした。

 裏側を削り込んでから上面のスリットを開口し、補強板をプラ版で作製した。

 楽勝だと思って組み立てを始めたが、ここまでで大変な苦労をするはめになった。艦橋を船体に接着してしまったので、艦橋の細かい部品の取り付けが難しくなるかもしれない。しかし接着自体にも力技が必要なので、ここまでやってしまわないと次に進む気にならないのであった(-_-;。





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