1999年7月31日/ショップへの道
 ポルシェ画像ボードにアップした怒濤のオイル漏れの後、まともに走ることはできないし、障害の箇所によってはエンジン脱着を要する可能性もあるらしいので、◯◯県◯◯村と比較的近場にある某ショップのAさんに連絡を取りました。7月31日現在だと同店のBさんがいるということなので、さっそく入院させて貰うことにしました。普段は出張してレース用のエンジンを組んだりもしているらしいです。エンジンをかける前にオイルを500ccだけ追加して車をガレージから出しました。相変わらずオイルの海がありますが、停車中に増えている形跡はありませんし、中央に作った作業用の溝にはほとんど溜まってません。

 八戸道に入りましたが、オイル量が心配なのでエンジンが暖まったところでパーキングエリアに入り、アイドリング状態で油量計を見ました。レッドゾーンちょっと手前のいつも給油しているレベルで、振り切っているわけではないので、このまま走ることにします。油量計は信用できないので後のレベルゲージも念のため確認しましたが、油量計と相関したレベルでした。

 安代ジャンクションから東北道に入ります。病気の身なので飛ばしている訳ではないんですが、80km/hr制限の道をそれより少しだけ早く走っています。前方に赤色灯を点灯させた車(ワンボックス?)が走っているので、それと等距離を保っているだけです(^^;。

 サービスエリアで止まりもう一度オイルレベルをチェックします。先程より少し下がってレッドゾーンに入っています。右の油圧計のゲージが1.5kg程度になっていますが、後でBさんに見て貰ったところこれも問題なのだそうです。

 走行中にも当然漏れていると思いますが、下を覗いてみるともう路面にシミが出来ています。オイルが急激に減っていると思われるのでもう500cc追加することにしました。

 オイルを追加しようとリアフードを上げましたが、今までに見たこともない程床面にオイルが溜まっています(゜〇゜;)。やはり症状が急激に進行しているようです。何とか自走できるうちに入院を決めて正解でした。

 前もって聞いていた通りインターで高速を下り国道を走行、ガソリンスタンドで道を聞きました。ショップ名を聞いてもわからないようでしたが、「ポルシェの」と言うと「Bさんのうち」とすぐにわかりました。路地を曲がった先の家とのことなのでその通りに進むと911のフロント部分が見えました。

 道路が山にまっすぐ向かうような、まさに山の麓にある素晴らしい景色の所でした。国道にも工場にも看板は出ていないので、地図で調べていきなり行ってもわからなかったと思います。

 出発前に電話しておいたので、エンジン音を聞きつけてBさんが出迎えてくれました。911が数台置いてあります。口コミのお客さんがほとんどだそうですが、普段のメンテや車検代行もやってくれるとのことで頼もしい味方になりそうです。

 Bさんは気さくな方で'73のSが入っている工場に招かれて紅茶をご馳走になりながら色々お話を伺いました。92年式より前の964にはオイル漏れに気が付けばリコールがあったらしいです。今はもう終わってしまったので手遅れですが、もっと早くオイル漏れが起こっていればミツワで部品代のみで対処して貰えたとのことで非常に残念です。その他964にはアンダーガードが付いていますが、これがない方が熱対策上も有利だしオイル漏れもすぐわかるし、あってもいいことはないので外した方がいいそうです。

 肝心の自分の車を見て貰いましたが、油圧がアイドリングで2kg強が正常なのが下がっているし、エンジン音を聞いて貰ったところかなりヤバそうだと言われました。詳しいことは洗浄して調べてからということですが、最初に大したことないと言ってから後でヤバいと言うとショックが大きいのではっきり言うとのことです(i_;)。確かにその通りだと思います。取りあえずしばらく預けて調査して貰うことになりました。帰りはエスティマで迎えに来て貰ってそのまま弘前の妻さんの実家に行くことにしていたんですが、ご親切にもBさんがインターまで送って下さるとのこと、お言葉に甘えさせていただきました(どうもありがとうございましたm(_ _)m)。





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