1999年8月17日/原因は
 東京滞在中の電話で修理費用が考えていたよりも一桁多くなりそうなことがわかり暗い気持ちの中での帰還となりましたが、東北道の一時的渋滞の中で同じ色の993タルガを見かけました。元気に走っていてうらやましくもあり、自分の車をどうしても諦めきれないという気持ちです。家族の「売れ売れ攻撃」には、もうエンジンを降ろしてしまっているし今さら手放せないと言って抵抗しています(-_-;。

 帰宅の翌日詳しい話を聞きにショップに出かけました。既にエンジンはバラバラになっています。走65000kmで何もなければ絶好調の硬さがとれる時期のはずということでしたが、足を引っ張っている所が2カ所あるそうです。普段トロトロと通勤で乗っているだけでしたが、それ程走りが悪くなっているという自覚はありませんでした。

 まずは3番のピストンシリンダに亀裂が入っていました。4番が燃えていないというのは前回聞いていましたが、3番だけリングがグジャグジャになっていました。4番についてはインジェクターが詰まっているとかのガソリンが出てない状態だろうとのことでした。

 そしてその原因は・・・・。
何とデスビベルト切れなのでした(◎_◎)(-_-;)(i_;)。掲示板でも一時話題になっていたし、なすびさんのHPでも交換の記事が載っているというのに・・・・。あらためて最近の燃費を計算してみましたが6km/L前後で変化なく、自分の場合は燃費に影響はなかったようです。切れた時はその他に4速4000位で踏み込むとノッキングするとか出だしが辛いとかの症状が出るそうです。キャップの中は焦げてしまってました。ここは交換の上対策のパイピングもして貰うことになります。

 その他バルブのタペット調整をしなかったためにカムに虫食いができちゃってました(゚o゚)。考えてみれば今までの日常点検で一度も勧められたことがありませんでした。よく10000km毎と聞きますが、距離じゃなくて乗り方だそうです。上手な人が乗っている車は4〜50000km全然触らずに済む車もあるんだとか。音だけで判断するのはダメで、バルブが沈んでクリアランスがなくなるとタペットの音はしなくなるけど、常時異常にこすり付いているからカムが傷ついちゃうんだとか。逆にガチャガチャいっているエンジンの方がちょっと回りが悪いだけでどこにも悪いことをしないからいいんだそうです。

 写真はクランクケースですが、ここも右下に入っているオイルポンプの回りが1カ所硬いところがあるそうです。
 今回のトラブルはデスビベルト切れに気付かなかったために大事になっちゃいました。92-94年964用ピストンシリンダ、溶けているヘッドの加工、シリンダの切削、カムシャフトやロッカーアームの交換などで費用は92年RSのエンジンに換装したのと同じくらいになっちゃうので、これはエンジン換装した方がいいかと思っています。日常のメンテと異常の早期発見は大切だと痛感しました。Bさんの
「もっと早く見たかったですね。早く開けたかったですね。」
の言葉が身にしみます(i_;)。





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