1999年10月17日/ドナーのその後
 ショップからの連絡でいよいよエンジンを降ろすというので、また見学にお邪魔しました。作業場にはエンジンを降ろされた911が3台仲良く並んでいます。一番左がうちの娘です。今朝は特に寒かったので今日からストーブを焚いているそうです。

 ドナーの993は左前輪も外されています。右は事故で脱落してしまっているので、そのまま後を上げると車体が歪んでしまうそうです。

 前回は夜で暗いためよく見えなかったんですが、今回は明るいので写真を撮りまくってきました。993のインテリアはほぼ外されています。後のからケーブルが来ていますが、かなり硬い接着剤で固定されていたので剥がすのが大変だったそうです。

 ドナーはタルガなので天井まで温室状態でスケスケなのがよくわかります。左側が歪んでしまって隙間ができていました。

 オドメータも確認しましたが、ちょうど走行9070kmで事故に遭ったのがわかります。

 作業としてはまず両側とも後輪を外すことから始まりました。次いでフェンダーの内張りを外しています。書くのは簡単ですが暗くなってきたので、ライトで照らしながら下に潜っての作業は大変そうでした。ストロボの光や足音が作業の邪魔になってはいけないので、存在を希薄にして遠巻きに見ていました。

 エンジンに残ったオイルを抜いています。事故の時にオイルクーラーが脱落したようですが、この時にエンジンが回ったままだとエンジンにオイルが残らないそうなので、事故と同時にストールしてくれたんでしょう。エンジンを一人で(単純力作業ならお任せの自分が参加したとしても二人で)どうやって降ろすのかと思いましたが、ジャッキに載せたまま部品を外していけば軽くなるそうです。もっとも組上がったエンジンを載せる時は180kgにもなるので四人くらいは必要だとか。

 エアコンは993を買ったショップの方で外して送り返して欲しいということなので、カレラ4に付いている旧フロンのものを継続して使うことになります。ガスを抜いて配管を外しました。時間が遅くなり今回はここで作業終了、エンジン摘出はなりませんでした。暗くて寒い中どうもありがとうございましたm(_ _)m>Bさん。






ご意見、ご希望、苦情、ファンレター等はメール掲示板